MCP(モデルコンテキストプロトコル)
Lingo.dev MCP統合は、モデルコンテキストプロトコルを使用してAIツールをLingo.devの翻訳機能に直接接続します。これにより、お好みのAI環境を離れることなくコンテンツを翻訳することができます。
JavaScriptやPHP SDKのような直接的なコード統合が必要なものとは異なり、MCPはCursor、Claude Desktop、VS Code拡張機能などのAIツールインターフェースを通じて翻訳機能を提供します。
モデルコンテキストプロトコルとは
モデルコンテキストプロトコルは、AIツールがLingo.devのような外部サービスにアクセスすることを可能にします。AIツールにコンテンツの翻訳を依頼すると、MCP接続を通じてバックグラウンドでLingo.devの翻訳エンジンを使用します。
対応AIツール
Lingo.dev MCP統合は以下のAIツールで動作します:
- Cursor — AI搭載コードエディタ
- Claude Desktop — AnthropicのAIアシスタント
- Cline for VS Code — AIアシスタンス用のVS Code拡張機能
基本コマンド
すべてのMCP統合は次のコマンドを使用します:
npx -y lingo.dev mcp <api-key>
<api-key>
をLingo.devダッシュボードからのプロジェクトAPIキーに置き換えてください。
Cursorのセットアップ
CursorをLingo.dev用に設定する:
- Cursor設定を開く
- MCPタブを選択
- + 新しいMCPサーバーを追加をクリック
- 以下の設定で構成:
- 名前: Lingo.dev
- タイプ: command
- コマンド:
npx -y lingo.dev mcp <api-key>
- 緑色のステータスインジケーターとリスト内の「translate」ツールを確認
統合は、翻訳機能を持つ接続済みMCPサーバーとして表示されます。
Claude Desktopのセットアップ
Claude DesktopをLingo.dev用に設定する:
- Claude desktopで設定を開く
- 開発者タブに移動
- 設定の編集をクリックして設定ファイルを開く
- 以下のJSON設定を追加:
{
"mcpServers": {
"lingodotdev": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "lingo.dev", "mcp", "<api-key>"]
}
}
}
- ファイルを保存してClaudeを再起動
- チャット入力欄にMCP接続を示すハンマーアイコンが表示されていることを確認
VS Code用Clineのセットアップ
Lingo.dev用のCline拡張機能を設定する:
- Clineサイドバーを開く(
Cmd+Shift+P
を押して、> cline: focus on viewと入力) - 右上のMCPサーバーアイコンをクリック
- MCPサーバーを設定を選択
- 以下のJSON設定を追加:
{
"mcpServers": {
"lingodotdev": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "lingo.dev", "mcp", "<api-key>"]
}
}
}
- ファイルを保存
- "lingodotdev"サーバーが"translate"ツールと共に表示されていることを確認
MCP翻訳の使用方法
AIツールインターフェースを通じて翻訳をリクエスト:
Lingo.devを使用してこの段落をスペイン語に翻訳
Lingo.devを使用してこのJSONファイルをドイツ語に翻訳
Lingo.devでこれらのチャットメッセージをフランス語に翻訳
AIツールはMCP接続を通じて翻訳リクエストを処理し、Lingo.devの翻訳エンジンを自動的に使用します。
翻訳機能
MCP統合により以下の機能にアクセス可能:
- テキスト翻訳 — 単一の文字列や段落
- オブジェクト翻訳 — JSONや構造化データ
- チャット翻訳 — 会話配列
- 言語検出 — 自動的なソース言語の識別
- 複数のターゲット言語 — バッチ翻訳のサポート
正確な機能はAIツールがMCP統合をどのように実装しているかによって異なります。
トラブルシューティング
MCP接続を確認:
- APIキーが正しいことを確認
- AIツールがアクティブなMCPサーバーステータスを表示していることを確認
- 設定変更後にAIツールを再起動
- 利用可能なMCPツールリストに"translate"ツールがあることを確認
接続の問題は通常、APIキーが不正確または設定構文エラーを示しています。