Lingo.dev SDK

Lingo.devによる実行時のAI翻訳

はじめに

Lingo.dev SDKは、アプリケーションにAI駆動の翻訳機能を追加するライブラリ集です。静的ファイルのローカライゼーションを処理するLingo.dev CLIとは異なり、SDKはユーザーメッセージ、コメント、ライブデータなどの動的コンテンツを翻訳します。

SDKはLingo.devの特化した翻訳エンジンと統合され、最適化されたパフォーマンス、高品質、自動フェイルオーバーを提供します。

使用するタイミング

Lingo.dev SDKは、実行時の翻訳機能が必要なアプリケーションに使用します:

  • チャットアプリケーションやメッセージングプラットフォーム
  • メールクライアントやコミュニケーションツール
  • ソーシャルメディアツールやコンテンツ管理システム
  • ライブインタラクションを伴うカスタマーサポートシステム

SDKは完全なローカライゼーションワークフローにおいてLingo.dev CLIを補完します。静的コンテンツにはCLIとCI/CD統合を使用し、動的翻訳にはSDKを使用します。

サポートされているプラットフォーム

  • Model Context Protocol (MCP) — AIアシスタントとの統合用
  • JavaScript SDK — Webアプリケーション、Node.jsサーバー、フロントエンドフレームワーク用
  • PHP SDK — PHPアプリケーションやLaravelプロジェクト用
  • Python SDK — Djangoベースのアプリなど、Pythonアプリケーション用

サポートされている機能

SDKは多くの機能を共通して持っていますが、完全な同等性はありません。SDKの違いを理解するには、以下の表を参照してください。

機能JavaScriptPHPPython
テキスト翻訳
オブジェクト/配列翻訳
バッチ翻訳
チャット翻訳
HTML翻訳
言語検出
進捗追跡
高速モード
参照データ/用語集
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