MCPサーバーを使えば、AIアシスタント内からローカライゼーションエンジンを直接利用できます。用語集の用語を試す、文字列をまとめてローカライズする、言語を検出するといった操作を、会話を離れずに行えます。
コンテンツをローカライズ#
アシスタントにコンテンツのローカライズを依頼すると、用語集、ブランドボイス、指示、モデルチェーンを含む完全な設定を適用したうえで、エンジンを呼び出します。
"この文字列を私のエンジン経由でドイツ語にローカライズしてください: 'Add to cart'、'Proceed to checkout'、'Your order has been placed'"
アシスタントは、キーと値のデータをソースロケールとターゲットロケールを指定してエンジンに送信します。エンジンの用語集で用語を正確に統一し(たとえば設定済みであれば "checkout" は "Checkout" のまま維持されます)、ブランドボイスで適切なトーンを反映し、設定されたモデルチェーンが生成を処理します。
ヒントを渡すこともできます。エンジンが意味の取り違えを防ぐための文脈情報です。
"'Share' を日本語にローカライズしてください。金融の株式ではなく、ソーシャルメディア文脈のボタンラベルです"
アシスタントが管理してくれる項目#
| パラメータ | 役割 |
|---|---|
| エンジンの選択 | 使用するエンジン(デフォルトでは組織内の最初のエンジン) |
| ソースロケール | 翻訳元の言語(例: en) |
| ターゲットロケール | 翻訳先の言語(例: de、ja、pt-BR) |
| データ | ローカライズ対象の文字列を持つキーと値のマップ |
| ヒント | 意味を明確にするための、キーごとの任意の補足情報 |
| 参照 | few-shotコンテキストに使う既存のローカライズ |
一括ローカライズ(非同期)#
より大きなペイロードや複数ロケールへの展開では、アシスタントは非同期ジョブを使います。一度送信するだけで、すべてのターゲットロケールの結果を取得できます。
"このJSONファイルをフランス語、ドイツ語、日本語にローカライズしてください。本番用エンジンを使ってください。"
アシスタントは、すべてのターゲットロケールを1回のリクエストで送信します。各ロケールは独立したジョブとして並列処理され、ステータスはいつでも確認できます。
"そのローカライズバッチのステータスは?"
アシスタントはジョブグループをポーリングして進捗を報告します。完了したロケール数、失敗や警告の有無を伝え、準備ができ次第結果を取得します。
非同期ジョブでできること#
- 1回のリクエストで最大100件のターゲットロケールを送信
- ジョブ完了時に任意でWebhookコールバック
- 重複送信を防ぐための冪等キー
- リクエスト単位でのパイプライン設定の上書き
- ローカライズ対象から除外されるロック済みキー
言語を検出#
"このテキストは何語ですか: 'Nous sommes ravis de vous accueillir'"
アシスタントは言語を検出し、BCP-47ロケール、言語名、地域、文字体系、文字方向(LTR/RTL)を返します。
CLIとの使い分け#
| シナリオ | 使うもの |
|---|---|
| 追加したばかりの用語集の用語を試したい | MCP - 会話の中ですぐにフィードバック |
| コードレビュー中に単一の文字列をローカライズしたい | MCP - コンテキスト切り替えなし |
| すべてのファイルを対象にプロジェクト全体をローカライズしたい | CLI - ファイルベースのワークフロー向け |
| CI/CDパイプラインに統合したい | CLIまたはAPI - 自動化しやすく、繰り返し実行可能 |
| 多数のロケールに向けて文字列をまとめてローカライズしたい | MCP非同期ジョブ - 1つのプロンプトで並列処理 |
