MCPサーバーは、既存のコンテンツから設定済みのローカライゼーションエンジンを作成できます。Webサイト、ドキュメント、スタイルガイドへのリンクを送信するだけで、AIがブランドボイス、用語集の用語、指示を自動で抽出します。
仕組み#
「ドイツ語と日本語向けに『Acme』というローカライゼーションエンジンを作成してください。ソースとして、acme.com の当社Webサイトとこのスタイルガイドを使ってください。」
アシスタントは、次の内容を含むプロビジョニングリクエストを送信します。
- エンジン名と任意の説明
- 対象ロケール
- ソース資料(スクレイピングするリンク、または解析対象の生コンテンツ)
プロビジョニングジョブは非同期で実行されます。AIがソースを読み取り、ドメイン用語を特定し、トーンやスタイルのパターンを抽出して、エンジンに次の内容を設定します。
- ロケールごとのブランドボイスプロファイル
- 製品用語、ブランド名、ドメイン固有の語彙に対応する用語集エントリ
- ロケール固有の言語パターンに関する指示
ソースの種類#
| 種類 | 用途 | 例 |
|---|---|---|
| リンク | Webサイト、ドキュメント、一般公開されているスタイルガイド | https://acme.com, https://docs.acme.com/style-guide |
| コンテンツ | 生テキスト、markdown、用語リスト、社内スタイルガイド | ブランドガイドライン、用語集CSV、トーン・オブ・ボイス文書を貼り付け |
1回のプロビジョニングリクエストで、最大10件までソースを組み合わせられます。リンクとコンテンツは自由に組み合わせ可能です。
ワークフロー例#
新規クライアントのオンボーディング#
「es、de、fr、ja 向けに『ClientName』というエンジンを作成してください。clientname.com のWebサイトと docs.clientname.com/brand のドキュメントをスクレイピングしてください」
1つのプロンプトで、抽出された用語とブランドボイスを備えた本番対応のエンジンを用意できます。作成後に設定内容をレビューして調整してください。
社内ドキュメントをもとに立ち上げる#
「pt-BR 向けに『Product v2』というエンジンを作成してください。これが当社のスタイルガイドです: [paste content]。そして、こちらが用語リストです: [paste content]。」
アシスタントは、生コンテンツをソースとして送信します。プロビジョニングジョブは、非構造化テキストから構造化された用語集エントリと指示を抽出します。
既存のエンジンにロケールを追加する#
プロビジョニングで作成されるのは新しいエンジンです。既存のエンジンにロケールを追加する場合は、Capabilities で説明されている標準の設定ツール(ブランドボイス、指示、モデル設定)を使用してください。
プロビジョニング完了後#
ジョブが新しいエンジンIDを返したら、アシスタントで次のことができます。
- 抽出された設定を確認する: 「Acmeエンジンの用語集を見せて」
- 特定のエントリを調整する: 「ドイツ語のブランドボイスを du ではなく Sie を使うように変更して」
- すぐにテストする: 「『Welcome to Acme』を新しいエンジン経由で日本語に翻訳して」
- CLIに接続する: 新しいエンジンIDで
i18n.jsonを更新
プロビジョニングは出発点にすぎません。実際の翻訳フィードバックをもとに調整を重ねることで、抽出された設定はさらに改善されていきます。
