翻訳オーバーライド

Lingo.dev CLIでは、ターゲットファイルを直接編集することで翻訳を手動でオーバーライドすることができます。一度オーバーライドされたカスタム翻訳は、ソースコンテンツが変更されない限り、その後のCLI実行でも保持されます。

オーバーライドの仕組み

Lingo.dev CLIはコンテンツのフィンガープリントを使用して変更を検出します。ターゲットファイル内の翻訳を手動で編集すると、ソースコンテンツのフィンガープリントが変更されていないため、CLIはあなたの変更を保持します。

ワークフロー例:

  1. 初期翻訳 — CLIがスペイン語翻訳を生成:
// locales/en.json (ソース)
{
  "greeting": "Welcome to our platform"
}

// locales/es.json (生成済み)
{
  "greeting": "Bienvenido a nuestra plataforma"
}
  1. 手動オーバーライド — スペイン語翻訳を編集:
// locales/es.json (手動編集)
{
  "greeting": "¡Bienvenido a nuestro espacio digital!"
}
  1. その後のCLI実行 — オーバーライドが保持される:
npx lingo.dev@latest i18n

# カスタムスペイン語翻訳は変更されません

  1. ソース変更が再翻訳をトリガー — 英語のソースを変更した場合:
// locales/en.json (ソース変更)
{
  "greeting": "Welcome to our new platform"
}

CLIはソースの変更を検出し、オーバーライドを新しいAI生成翻訳に置き換えます。

キーの名前変更サポート

Lingo.dev CLIはキーの名前を変更しても翻訳を保持します。ロックファイルはコンテンツとキーの指紋の両方を追跡し、翻訳作業を失うことなくキーのリファクタリングをシームレスに行うことを可能にします。

詳細はこちら:キーの名前変更