ウォッチモード:ファイル変更時の自動再翻訳
Lingo.dev CLIは現在、run
コマンドに強力なウォッチモードをサポートしており、ソースファイルが変更されるたびに自動的に再翻訳を行うことができます。
動作の仕組み
CLIを--watch
フラグで実行すると、i18n.json
バケットで定義されている設定済みのソースファイルを継続的に監視します。ファイルが追加、変更、または削除されると、CLIは自動的に翻訳ワークフローをトリガーし、必要に応じてターゲットロケールファイルとi18n.lock
を更新します。
これは、迅速な開発、ライブプレビュー環境、またはソースコンテンツとの翻訳をリアルタイムで同期させたいワークフローに最適です。
使用方法
npx lingo.dev@latest run --watch
- CLIはウォッチモードで起動し、検出された変更と翻訳の進行状況のログを表示します。
- デフォルトでは、急速な編集中の冗長な実行を避けるために、変更は5秒間デバウンスされます。
- プロセスは停止する(Ctrl+C)まで実行し続けます。
デバウンスオプション
デバウンス遅延(ミリ秒単位)は--debounce
フラグを使用してカスタマイズできます:
npx lingo.dev@latest run --watch --debounce 10000
この例では、検出された変更と次の翻訳実行の間に10秒のデバウンスウィンドウを設定します。
機能
- 自動再翻訳:ソースファイルを編集すると即座に翻訳を更新します。
- デバウンス実行:急速なファイル変更中の過剰な翻訳リクエストを防止します。
- エラー処理:ウォッチモードはエラーを適切に処理し、障害発生後も監視を継続します。
- すべてのファイルタイプ:
i18n.json
設定でサポートされているあらゆるファイルタイプで動作します。
ウォッチモードを使用するタイミング
- 多言語機能の活発な開発中
- アプリ内で翻訳の変更をライブでプレビューする際
- ローカルまたはクラウドベースの開発環境との継続的インテグレーション時
ヒント: ウォッチモードは開発と迅速な反復のために設計されています。本番環境やCI/CDでは、一回限りの翻訳実行のために--watch
なしで標準のrun
コマンドを使用してください。